カラコンの利用で感染症に罹らないために注意しておきたいこと
オシャレアイテムとして重宝しているかたが多いカラコンは、店頭や通販などで安価に購入できることもあって気軽に利用できるのが魅力です。
しかし、角膜に接するレンズを目の中に入れて利用するという意味をよく考え、注意深く使用していかなければなりません。
カラコンを使い始めてから目の不調を覚え、感染症に罹ってしまっていたというトラブルは、カラコン利用者が増えてきたことに比例して増加傾向にあります。
しかし、その原因はカラコンそのものではなく間違った使いかたにあり、自らが感染リスクを高めてしまっているケースが非常に多いのです。
感染症は、清潔感を欠いた汚れたレンズの使用を続けることで、瞳の中で菌が繁殖して発症に繋がります。
たとえば、カラコンに多いワンデータイプのものを1日で使い捨てていれば、常に真新しいものを装着していることもあり感染リスクはかなり下げられるはずです。
にもかかわらず、装着期限を過ぎて何日も使い回したり、1日に何度もつけ外すといった乱暴な使いかたをするかたは少なくありません。
そもそも1日しか持たない強度で作られているカラコンが著しく傷み、状態を劣化させることで感染率が格段に上がってしまいます。
2週間、1ヶ月といったレンズも同様に、必ずその期限を守って使用することが大切になりますし、レンズケアが必要なカラコンに関しては、装着後に必ず決められた手順で洗浄を行うことが必要です。
カラコンは、常に清潔なものを利用するという意識を持って使用をしなければなりません。
また、どんなに安全にカラコンを利用していても、気がつかないうちに瞳の状態を悪化させている可能性もありますので、3ヶ月程度を目安に眼科に定期検診を受けに行くように心がけましょう。
期限を守って正しいケアを行い、状態のいいレンズを使うこと、そして自覚症状がなくても病院で検査をして瞳のコンディションを常にチェックすることで、感染症への罹患率を下げることが可能になります。